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作品.No.1930  三浦環・藤原義江:ヴェルディ「乾杯の歌」

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さて、「乾杯の歌」はヴェルディ〈椿姫〉より。
(椿姫とは原作のA・デュマ・フィスの小説の和訳、オペラ原題は「道を外れた女」)

環さんと藤原義江の歌う歌詞が違い、両方載せる事にする。


  三浦環歌う 「乾杯の歌」 歌劇〈ラ・トラヴィアータ〉より

 楽し 重ぬる さかずき 花の香り ゆかし
 会おうなこの今宵 夢の心 やさし
 花の香りゆかしく 心にかよう
 見つめる まなざし たぐいもなし ああ
 夢の今宵 甘き 甘き 口づけを 君に
  (合唱) ああ 甘き 口づけを君に
       甘き 口づけを 君に
 
 友 共にうれしく さやぎぬ さかずきは
 このさかずきに あふるる 笑みよ
 恋は束のまよ のがさず酔わめ
 花は開けど また しおるるものを
 友 共にたぐえつつ さかずきたのしく
  (合唱) ああ うまし 恋のさかずきよ
       ここに かわさん
       心に響く 歓楽の恋よ
 喜びのいのち わが心を知るや
 恋はまことよ とわの愛を
  (合唱) 楽しき春に 歓びの夢見よ
       歓楽の娘は かわいいもんだい
 ああ 雪が降る ああ雪が降る
 ああ ああ ああ


  藤原義江+日本人ソプラノ歌う 「乾杯の歌」   青木爽 訳

(アルフレッド) 友よいざ 飲みあかそうよ 心ゆくまでに
         ほこりある青春の日の楽しい一夜を
         若い心には燃える恋ごころ やさしいひとみが 愛をささやく
         またと帰らぬ日のために さかずきをあげよう
(他の人々) ああ いつか過ぎてゆく若さ
(ヴィオレッタ) この世の命は短く やがては消えてゆく
         ねえ だから今日も楽しく 過ごしましょうよ
         このひとときは再び来ない むなしくいつか過ぎてしまう
         若い日は夢とはかなく消えてしまう
(人々) この世の命は短く やがて消えてゆく
     またと帰らぬ日のためにさかずきをあげよう
(ヴィオレッタ) 楽しみたわむれ
(アルフレッド) 憂いを忘れる
(ヴィオレッタ) はなやぐひととき
(アルフレッド) 命のたまゆも
(一同) よろこびの招くところも 時は流れてゆく
     過ぎ行くはこの世の姿 命は まぼろし
     ああ 過ぎてゆく ああ…


藤原義江は、原曲通りの二重唱でありました。
by mgahiru | 2010-10-05 17:25 | 音楽
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